イニハウ(フィリピン風串焼)

yatai

2009年02月18日 08:00


夕日が沈むマニラベイは屋台が立ち並ぶ。
イイにおいに誘われてついつい買ってしまうのは
イニハウ(フィリピン風串焼)。

日本の串焼と違うのは、肉の大きさ、デカイのです。
酸味のきいたしょうゆのタレにつけ込み長い鉄串にさし、炭火で焼く。
そのデカ串焼をほうばりながらビールを飲んでいると、
あ~フィリピンに来たんだなと思う。

その屋台では冷凍冷蔵庫などの設備があるわけではないので
その日に仕入れた肉をその日のうちに焼いて出す。
肉のジューシーな焼きかげんと言う客はいない。
しっかりと焼くのだがその日に捌いた肉のせいかさほど固くない。

でもこのタレ、なかなかイケマス!!

味巡りの旅の料理人は一人感心していました。
カラマンシー(柑橘類)やビネガーなどを入れた酸味のきいた醤油ソースです。
それを見ていたイニハウの店のオヤジが
声をかけてきました。
イニハウオヤジ 「マサラップ(おいしいか?)」
ヤタイオヤジ  「オッオ~シゲナ(ハイヨ!旨いよ!)」
(フィリピンではハイの返事はオッオ~となります。
でも話しているとなぜかガラの悪い人になった気になります。
いつもそう見えると言われますが‥)
ヤタイオヤジ  「ベリーデリシャス ソース」
イニハウオヤジ 「アノ バヤン(なにそれ?) 俺はケンタッキーソースがイイよ」
ヤタイオヤジ  「ウ~(それじゃ若い人と変わらんジャン 返事に困ってしまうべ‥しかもアンタが焼いている この焼き鳥はどうなるノダ!」
イニハウオヤジ 「ディペンデ!(人それぞれさ!)
(フィリピン人の常套句)」
ヤタイオヤジ  「‥」

焼き鳥の商売人同士と言えどもなかなか気心が通わぬものでした。 が、日本の焼き鳥オヤジはしっかりとタレの調味材料を 盗み見していたのでありました。ちょぴりセコカッタネかな?
カラマンシー(柑橘類)やビネガー(にんにくを漬け込んだ酢) などを入れた酸味のきいた醤油ソースでした。
イニハウは麒麟館でお出ししています。


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【麒麟館】浜松市中区元城町223-1アルスパーキングB−1F
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定休日:月曜日

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